ぽんぬふ

Azureを中心に気になったサービス等を気まぐれに発信していきます

Application Gateway+Web Apps構成がAzure Portalのみで設定可能に!

簡単にWebアプリケーションをデプロイできる、Web Appsですがセキュリティ対策が気になるところかと思います。

セキュリティ担保のために、仮装アプライアンスを導入するためにIaaSを立てるのも・・・

こういった場合に、救世主になるのがApplication Gatewayかと思います。
本機能は、SSL終端の機能やWAFの機能を備えております。

docs.microsoft.com


全部PaaSで構築したい!となると、Application GatewayとWeb Appsの構成が簡単にできるかと思います。

これまでは、PowerShellを利用してしか本構成を設定できなかったのですがAzure Portal上からも設定可能になっておりました。(※アナウンスは特になし?)

 

Application GatewayのBackend Poolの設定画面になります。

f:id:IT_RookieMan:20180908175849p:plain

上記の通り、App Service等プルダウンが登場しております。
Targetで「App Service」を選択し、振り分けたいWeb Appsを選択します。

またこれだけでは完了ではありません。
よく見ると注意書きが出ております。
「Http settings and probes needs to be created with proper settings」
→Httpとprobeの設定を適切にしてね!という注意書きが・・・
 適切にってなんだよと思いながらも、下記の設定をしました。

■Http Settings

f:id:IT_RookieMan:20180912010317p:plain

「Use for App Service」にチェックを入れて保存します。

■Health probes

f:id:IT_RookieMan:20180908180500p:plain

「Pick host name from backend http settings」を選択し保存します。

 

以上で設定は終わりです。
Application Gatewayはデフォルトで、正常性プローブを送信してくれるのですが、
Web Appsを構築する場合は、追加で設定しないといけないみたいですね。

あとは、Application GatewayNSGの送信・受信規則などが問題ないか確認しアクセスすれば!Application Gateway経由にて、Web Appsが利用可能になるかと思います。